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はてなブックマークの編集は何をしている? 「特集」の編成について

こんにちは、はてな編集部の飯塚です。2011年に入社し、主にはてなニュースはてなブックマークに関する編集業務を担当しています。

取材や記事執筆などのイメージがしやすい“はてなニュースの編集”に比べて、“はてなブックマークの編集”というと「一体何をしているの?」と思われる方が多いかもしれません。今回は、はてなブックマークの編集業務の一つ「特集」の編成についてお話ししたいと思います。

はてなブックマークの「特集」とは?

特集は、はてなブックマークの「世の中」「暮らし」「テクノロジー」といった各カテゴリをさらに細かいテーマに分けてチェックできる機能です。ユーザーさんのブックマーク活動・はてなの編集・はてなのエンジニアリングの3つによる新しい取り組みとして、2015年8月にスタートしました。はてなブックマークのアルゴリズムで抽出されたデータをもとに、より特集のテーマにマッチした情報を届けられるよう、編集スタッフが中心になって編成しています。

「暮らし」カテゴリの特集

「暮らし」カテゴリの特集

新しいはてなブックマークで何ができる? Vol.1「特集」 - はてなブックマーク開発ブログ

特集の目的は、はてなブックマークに集まっている有益な情報をテーマごとに分け、興味のある情報をより見つけやすい形でユーザーさんに提供していくことです。また「はてなブックマークにこんな話題もあったんだ!」と感じていただけるような、新しい発見につながることも期待しています。

編集スタッフが特集のテーマを決める際には、次のようなポイントを重視しています。

  • はてなブックマークで多くのエントリーがブックマークされているテーマ
  • 季節やトレンドに合ったテーマ
  • 1年を通して定番のテーマ
  • はてなブックマークやはてなブログで盛り上がっている話題など、はてなならではのテーマ

特集として成立させるためには、そのテーマに関するエントリーがコンスタントにブックマークされている必要があります。そのような“ユーザーさんにとって関心が高いテーマ”の中から、季節やトレンドに合ったもの、定番のものをその時々でピックアップしています。

2016年8月現在で公開している特集は、全カテゴリ合計で約180個。個別の特集を楽しんでいただくのはもちろん、トップページや各カテゴリのページを見たときにも、並んでいる特集から季節やトレンドを感じていただけるようにと考えています。

こんな特集を作っています

アプリで見た「テクノロジー」カテゴリの特集

はてなブックマークには、エンジニア向けの記事や最新のWebサービス・ガジェットに関する記事など、IT系の話題が多く集まっています。「テクノロジー」は、最もたくさんの特集を抱えるカテゴリの1つ。「機械学習」「IoT」「VR」などのトレンドを押さえた特集、エンジニアの「発表資料」や「技術ブログ」だけを絞って見られる特集などがあります。

アプリで見た「アニメとゲーム」カテゴリの特集

同じくはてなブックマークで人気なのが、アニメやゲームの話題。「アニメとゲーム」カテゴリでは、一大ブームを巻き起こしている「ポケモンGO」や、“今期のアニメ情報”が分かる「2016年夏アニメ」など、その時々で旬なテーマをピックアップしています。各ジャンルの新情報だけを追える「アニメニュース」「マンガニュース」「ゲームニュース」という特集もあります。

アプリで見た「暮らし」カテゴリの特集

衣食住をはじめ日々の生活に欠かせない話題を扱う「暮らし」カテゴリにも、たくさんの特集があります。「グルメ・レシピ」「インテリア・雑貨」といった定番の特集はもちろん、季節を感じる特集が多いのも特徴。2016年8月現在は「夏休み」「ビール」「かき氷」と、夏らしいテーマを設定しています。はてなならではのテーマとして、はてなブログなどでも人気が高い「かばんの中身」、さまざまな書き手が感じたことを思いのままにつづる「それぞれの暮らし」といった特集も用意しています。

そのほかのカテゴリにも、バラエティーに富んだ特集があります。日々調整や入れ替えをしているので、ぜひ何度も訪れてみてください。

多様なテーマのエントリーがたくさんブックマークされるほど、新たな特集の可能性が広がります。膨大な数のエントリーが集まるはてなブックマークをより便利に使っていただけるよう、また新しい楽しみ方を見つけていただけるように、これからも「編集」の面で支えていきたいと思います。


※記事中で紹介している特集は、2016年8月現在公開中のものです


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「はてな」という社名で苦労する

こんにちは、はてな編集部の万井(id:ayakoya)です。2008年に入社し広報・マーケティングを担当した後、2010年から「編集者」として、「はてなの編集」に関わってきました。

はてなに「編集」という職種が誕生するもっともっと前、今よりもずっと従業員数が少なかった頃、メールマガジンやサービスの告知、ガイド、ヘルプなどの「文章を書く仕事」には、広報担当者以外の職種(エンジニア、デザイナー、ディレクターなどなど)も携わっていました。徐々にスタッフの数が増え、組織が出来上がっていく中で、広報・マーケティング分野のスタッフが「編集」の仕事をするようになっていきました。

沿革 - 株式会社はてな

はてなの沿革ページの一部です。歴史を重ねてだいぶ長くなりました。

はてなというエンジニアが非常に多い会社で、私は図らずも「編集」に近い業務分野をずっと経験してきました。広報担当者だった頃はプレスリリースの執筆もしていました。そこから編集者となった今に至るまで、私が個人的にずっと悩まされてきたことがあります。それは「はてな」という社名です。

「はてな」の「は」、助詞の「は」

プレスリリースで書かれる文章の主語は、多くの場合“会社”です。書き出しが「◯◯(社名)は、……」となるケースが多いように思います。

はてなの場合はどうなるかというと、

株式会社はてなは、

こうなります。また、社名が繰り返される場合、「株式会社」を省略して記載することがあります。そういう場合は、

はてなは、

こうなってしまいます。

一般的に、文章の中でひらがなが連続すると読みづらくなるものです。また、「な」と「は」、ともに最後の一筆の形状が似ていてさらに読みにくい!

社名の中に助詞にも使われる「は」があることで、記者の皆さまにとってより読みやすいものにすべきプレスリリースが、どうしても読みづらくなってしまいます。かつての私は、日本語の文章としては問題ないことを知りつつも、書き進める手を何度も止めたものでした。「対象とする読者にとっての読みやすさ」という編集の観点で読み返すとき、ひらがなの連続を見るとどうしても考え込んでしまう瞬間があるのです……。

サービスに関する告知の場合は?

はてなが運営するサービスには多くの場合「はてな」が付きます*1。「はてなブックマーク」「はてなブログ」などの場合、サービス名を主語にして助詞の「は」を付けてもひらがなは連続しません。「はてなブックマークは、」「はてなブログは、」と、ひらがなとカタカナが良い具合に混ざってくれます。

また、告知用ブログの場合、サービスそのものにあらかじめフォーカスされた場でサービスに関する文章が書かれるため、「はてなは、」という文字列を意識する場面はあまりないように思います。

でも、思わぬところに落とし穴があります。

...はてなダイアリー、はてなハイク、はてなブックマーク、うごメモはてななどの主なサービスに表示されるはてなスターを...

【ハロウィン限定】はてなスターをはてなカボチャに変更しました - はてなダイアリー日記

平素ははてなダイアリーをご利用いただき、誠にありがとうございます。

はてなブログを正式サービスにしました - はてなダイアリー日記

「は」のみならず、「な」も重複してしまう場合があります。ついついひらがな3文字の「はてな」って文章中で扱いづらい!と内心八つ当たりすることも。

「はてな」というへんな名前も15周年

はてな最初のサービス「人力検索サイトはてな」(現:人力検索はてな)がスタートしたのは2001年7月15日。2016年7月15日にサービス開始から15年を迎えました。

はてなのサービスを使ってくださっているユーザーの皆さまにとって、「はてな」という名前はもしかしたら、多少見慣れたものになっているかもしれません。でも、「はてなというへんな名前の会社がある」ということはまだまだ知られていません。「はてな」という文字をすぐ社名だと認識してもらえるくらいに、サービスをもっと知って使っていただけるよう、私たち編集者もサービスやメディア、コンテンツに日々向き合っていきたいと思っています。

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*1:Mackerel」など「はてな」を冠さないサービス名もあります。

はてなの編集は、こんなことをしています。

こんにちは、はてな編集部の谷口です。普段は、はてなブログMediaで運用されているオウンドメディアのコンテンツ制作や、はてなブログなどの編集をしています。ちなみに、編集者のためのイベント「編む庭」の企画も担当しています。(第1回開催時はたくさんの方にご応募&ご参加いただき、誠にありがとうございました! )

イベント「編む庭」を開催したのは、名刺交換するたびに聞かれてきた「はてなの編集って、何してるんですか?」という質問がきっかけでした。

はてなには今、十数人の編集者がいます(と言うとだいたい驚かれます)。人によりやっている仕事はバラバラですが、それぞれがさまざまなサービスの“技術以外の面”を支えています。私たちがどういう「編集」をして、どうはてなのサービスに関わっているのか。より多くの人に「はてなの編集」を知ってもらいたくて、イベントを企画しました。

今回は、2016年2月開催の「編む庭 -冬-」冒頭で発表したスライド「はてなの編集について」を交えて、はてなの編集は「何」をしているのか、紹介したいと思います。

はてなの「編む仕事」

はてなの編集は、大きく以下の4つに分かれます。

  • はてなブログの編集
  • オウンドメディアの編集
  • はてなブックマークの編集
  • はてなニュースの編集

それぞれどんな仕事をしているかは、次の通りです。

はてなブログの編集


はてなブログ | シンプルでモダンなブログライフを無料で。

「はてなブログ」を担当する編集者は、ユーザーが作成したコンテンツの「発掘」と「後押し」が主な仕事となります。

ブログの“ネタ”を提案する「今週のお題」や、はてなブログで盛り上がっている話題を取り上げる「旬のトピック」、編集部おすすめのブログエントリーをシェアする「Facebookページ」など、さまざまな方法で見付けたブログを「後押し」しています。

また「週刊はてなブログ」というメディアでは、ブログの紹介やブロガーへのインタビューを行っています。加えて、ブロガーにブログの使用感などをヒアリングし、開発チームにフィードバックするなどの取り組みも行っています。

「発掘」したブロガーは、次に紹介する「オウンドメディア事業」で起用することも。

オウンドメディアの編集


オウンドメディア構築・運用なら、はてなブログMedia - はてなブログ

昨今、企業のマーケティング手法として「コンテンツマーケティング」に注目が集まっており、自社でブログやサイトを立ち上げて情報発信に取り組む事例が増えています。こういった背景を受けはてなでは、はてなブログの仕組みを使ったオウンドメディアCMS「はてなブログMedia」を提供しています。

現在さまざまな企業さまに導入いただいており、中には楽天さまの「それ どこで買ったの?」やリクルート住まいカンパニーさまの「SUUMOタウン」(一部)のように、記事の制作を請け負っているメディアも。こういった媒体では、はてなブログで発掘したブロガーに寄稿をお願いしたり、受け取った原稿の編集をしたり、コンテンツ制作を担当しています。

はてなブックマークの編集


はてなブックマーク

「はてなブックマーク」は、さまざまなエントリーが自動で掲載されます。この大きなソーシャルブックマークサービスを、よりたくさんの人に楽しんでもらうために「編成」という形で編集者が携わっています。

主な仕事は、アルゴリズムから抽出されたデータを手動で調え、テーマごとによりきめ細かい話題を提供する「特集」や、カテゴリトップのページリニューアルなどです。また、メディアにはてなブックマークを活用してもらうため、「公式アカウント」の開拓や提携も行っています。

はてなニュースの編集


はてなニュース

「はてなニュース」は、はてな唯一のニュースメディアです。編集部の活動拠点は京都で、今ネットで話題になっていること、これから話題になりそうなことを分かりやすく紹介しています。

メインの業務は、取材や記事の執筆、編集です。これまで紹介してきた中で、いちばん「編集者」という職業のイメージに近い業務内容ではないでしょうか。はてなニュースでは「記事広告」も販売しており、ほかのチームの編集者が兼任でPR記事の執筆や編集も行っています。

はてなの編集は「いろいろ」です

これまで紹介した業務以外にも、Webページやアプリに表示されるテキストやコピーの作成、告知文やヘルプページの作成などを行っています。こうやって、さまざまなサービスの技術以外の面を支えるのが「はてなの編集」の仕事です。

ひとくちに「編集」といっても、それぞれがそれぞれの「編集」をしているということを、この記事で少しでも知ってもらえれば、うれしい限りです。


今後もはてな編集部ブログ「編む庭」では、各編集者が「編集」にまつわるさまざまな記事をお届けします。どうぞお楽しみに!


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編成と編集の違い、リトルプレスとブログの共通点 編集者のためのイベント「編む庭」レポ【後編】

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前回に続き、編集者のためのイベント「編む庭 -冬-」の様子をお届けします。後編となる今回は、内沼晋太郎さん(numabooks代表/本屋B&B共同経営者/DOTPLACE編集長)と、伊藤博典(株式会社はてな チーフエディター)による「対談 その2」をレポートします。

ブックコーディネーターとして活動している内沼さんは、クリエイティブチーム「numabooks」の代表を務めながら、下北沢で書店・イベントスペースの「本屋 B&B」を経営。メディアのプロデュースやコンサルティングなども行っています。伊藤は、はてなブックマークの編集をする傍ら、個人でリトルプレスの制作を行っています。イベントでは「はてなブックマーク」というメディアの特徴や、リトルプレスとブログの類似点、編成と編集の違いについて話しました。

* *

はてなブックマークは「特殊なメディア」

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内沼 はてなブックマークはどういうメディアなんでしょうか。

伊藤 僕がはてなに入ったとき、「個人の思いや考えが書かれた文章が、全く知らない誰かに伝わる。それがインターネットの本質的にいいところ」という哲学が、全社に浸透しているなと思いました。はてなブックマークで上がってくる記事も即時性の高いものよりも、ストレートニュースを咀嚼(そしゃく)したものが多いように思います。つまりは、あるニュースに対して個人の見解を交えたものですね。僕はそこが特殊なメディアだと捉えています。

内沼 僕も毎日はてなブックマークを見ていますが、そういったエントリーをよく見かける気がします。はてなブックマークの「編集」は、具体的にどんなことをされているのですか?

伊藤 はてなブックマークは自動でメディア面が出来上がるので、基本的には編集を介さなくてもいいものです。しかし中には「見せ方や切り口を変えたほうがいいんじゃないか」というものもあります。それについては、エンジニアやサポートの人など、違う職種の人も交えてSlack(チャットツール)やグループウェアなどで意見を出しあって試行錯誤しています。

内沼 明確な何かしらの基準があるわけでもなく、トップダウンの編集長がいて、その人の思想のもとで作っていくわけでもないと。オンラインでずっと編集会議をしている感じでしょうか。

伊藤 そうですね。ただ、現在はてなではオウンドメディアの運営にも携わっていて、そこでの目的は「企業のブランドを作ること」です。となると、どんなコンテンツをどのように見せていくか、それを決める編集長が必要になります。その編集長にどういう権限を与えるべきか、試行錯誤しながら考えているところです。

リトルプレスとブログは似ている

内沼 伊藤さんは個人でリトルプレスも作っていますが、はてなでの編集業と比べてどうですか?

伊藤 すごく極端なことをしていると思っています。はてなブックマークは自動で回るのが理想。要は自分が関わらなくてもいい状態がベスト、というメディアです。一方でリトルプレスは、全部自分の好きなようにやりますし、自分が作らなかったらそもそも世の中にないものです。

リトルプレスなど個人的な文章や同人誌は、各人がどんどん作って、内沼くんがやっている「B&B」のようなプラットフォームで売っていく。パブリックなメディア面は自動で良質なものを作って、できれば人間のコストを下げていく。こういうバランスのとり方をする人は少ないかもしれませんが、僕はそれが落ち着きます。

内沼 その点で考えると、ブログをいくつも持っている人は近い感覚を持っていそうですね。片方のブログではニュースぽいことをやって、もう片方のブログでは日記的な内容を書く。それは、その人にとってバランスをとっているのかもしれません。では、伊藤さんにとってブログとリトルプレスは似ていますか?

伊藤 そうですね。個人の日記のようなブログを尊重する面と、リトルプレスを置いてくれる本屋さんがいる状況は同じだと思います。

内沼 「B&B」は、トーハンという大きな取次を通じて扱える新刊をメインに取りそろえている書店です。ですが、個性的なこともやっていこうと、直接の取引でリトルプレスも増やしていっているところです。個人的なところを愛して、なおかつ、それがプラットフォームになっている―― そういう点で「B&B」とはてなは似ているかもしれませんね。

伊藤 リトルプレスは最近どうなんですか? 波としては、ひと段落したのでしょうか。

内沼 うーん……。してないんじゃないですかね。個人にとって、インターネットでの発信のハードルはもちろん下がっていますが、一方、印刷物を作るハードルも同じくまだ下がり続けていると思います。「B&B」のオープン当初から変わらず、コンスタントに申し込みがある状態です。人が紙のものを作りたくなる気持ちは、そんなに変わらないのかもしれませんね。

伊藤 あと、「B&B」といえば毎日イベントをされていますよね。はてなの編集としては今回が初めてのイベントだったんですが、これを毎日するってすごいと思います。

内沼 「B&B」にとってイベントは、本屋という「場」のメディア性を生かして、毎日編集しているオリジナルの本のような商品です。最初から毎日やることを前提に、人も空間も考えていますから、それほど難しくないですよ。

最近、オウンドメディアを運営してブランドを作っていく動きが盛んですよね。「B&B」の場合は有料ですけど、たとえば企業が持っているスペースで毎日無料イベントをやれば、ある種リアル版のオウンドメディアになると考えています。「どういうゲストを呼んで、どんなテーマで話すか」で来るお客さんが異なってきますし、そのラインアップでブランディングをすることができます。「企業をどんなブランドにしていくか」「どんなお客さんに伝えていくか」というオウンドメディアを運営する目的と似ているなと。場所や形態は違いますが、共通するところはありますね。

編成と編集の違い

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伊藤 事前にイベント応募者から「『編成』と『編集』の違い」について教えてほしいという質問がありました。僕は、メディアを作るには「編成」と「編集」という2つの視点が必要と考えています。これらの違いは、編成は規律(ルール)がはっきりしているもの。たとえば、「この時間帯にこれを出す」など、あらかじめ決まったルールに沿って面(メディア)に組み込んでいくものだと思います。一方で、編集はふわふわとして自由なもので、毎回やることを決めていいものかなと。

内沼 Webメディアは編成で成り立っている部分が多いですよね。あと編成は“仕組み”がすでに出来上がっていて、そこにコンテンツを入れていく感じなのかなと。

伊藤 そうですね。メディアやサービスは、裏側に管理ツールのような仕組みがあることが多いです。そして、その仕組みの範囲内で動かすので、やはり規律があります。紙の編集で自由に動いていた人には少し窮屈かもしれませんね。ただ、仕組みはちょっとしたことでコミュニティーに動きをもたらすので面白いです。既に構築されている仕組みから、少し閾値を変えるとか、線の太さを変えるといったテストで動きに変化が出てきます。規律と管理ツールのような仕組みを楽しめる人は、編成に向いているかもしれませんね。

* *

2回にわたってお送りしたイベント「編む庭」のレポート、いかがだったでしょうか? 編集という仕事に、少しでも興味をもっていただけたらうれしいです。前編の様子は下記で紹介しています。あわせてご一読ください。

editor.hatenastaff.com


この「編む庭ブログ」では、今後も編集に関するコンテンツをお届けしていく予定です。次回更新をどうぞお楽しみに!

編集は「自動化」されていく仕事なのか 編集者のためのイベント「編む庭 」レポ【前編】

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2016年2月18日に、はてな東京オフィスで編集者のためのイベント「編む庭 -冬-」を開催しました。その様子の一部を2回に分けてレポートします。

今回は、高橋征義さん(株式会社達人出版会代表取締役/日本Rubyの会代表)と、毛利勝久(株式会社はてな シニアエディター/週刊はてなブログ編集長)による「対談 その1」の様子をお届けします。高橋さんはWebアプリケーションエンジニアを経て、2010年に技術書の電子書籍を制作・販売する「株式会社達人出版会」を設立。現在はその運営に携わっています。毛利は本(紙)の編集を経て、現在ははてなブログ週刊はてなブログなどの編集をしています。こういった経歴をたどり、編集の現場に関わっている2人が、編集者に求められる役割や、電子書籍における編集という仕事の在り方について話しました。

* *

情報を発信する手段がたくさんある中で、なぜ「電子書籍」なのか?

毛利 高橋さんは技術情報を「電子書籍」にまとめておられています。私は、かつては技術情報を「本」にまとめ、現在は「ブログ」という場所で技術情報を発信するための施策を考えています。本(紙)、電子書籍、ブログ……。このように情報を発信する手段は多様化してきています。

高橋さんは個人ブログも運営されていて、先日アップされた記事もはてなブックマークが伸びてホットエントリーに入っていましたよね。なので、おそらく「ブログが持つ発信力の可能性」は少なからず感じておられると思います。なのに、あえて「電子書籍」を選んだのはなぜですか?

高橋 Webは基本的に無料なため、どうやってマネタイズするかという課題がよく取り上げられます。そして、その解決策の一つとして広告モデルの話になることが多いです。

広告モデルは、読み手ではなく第三者(広告主)がお金を払うことでマネタイズしています。でも、そうすると読者と著者の関係がうまく成立しないように思ったんです。そんな時に電子書籍が出てきて、これなら読者が著者に直接お金を払うことでマネタイズできるなと。

毛利 電子書籍を作る上で感じる「紙との違い」などはありますか?

高橋 紙と大きく違うのは「更新できるか、できないか」です。売り方にもよりますが、電子書籍はユーザーと購入履歴がひも付いていることが一般的です。そのため、内容に訂正が発生したときに、ユーザー側でコンテンツを更新することができます。これはコストにも跳ね返ってきます。例えば誤字などのミスがあった場合も、電子書籍ならユーザーは“無料”で交換する(コンテンツを更新する)ことが可能です。

毛利 では、紙と比べて、電子書籍を作るときのメリットなどはありますか? 例えば、全てクラウド上で済ませることができるなど。

高橋 そのあたりは紙の編集も経験されている毛利さんの方がお詳しそうですね(笑)。はてなブログのようなブログの仕組みを利用して、原稿を作ることはないのですか?

毛利 ありますね。はてなのブロガーさんに寄稿していただくときは、下書きブログの編集メンバーにブロガーさんを招待しています。そうすると、ブロガーさんの管理画面にその下書きブログが表示されて、そのまま書いて入稿してもらうことができます。

高橋 なるほど。Webの媒体では、このようにクラウドを使ったパブリッシングの仕組みがどんどん利用されてきていますよね。ある程度のレベルまで進化すれば、紙の媒体も似た仕組みで出版できるのではないかと考えています。

自動化では対応しきれない編集者の役割

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高橋 本を作るときは「著者・編集者・読者」がいる状態が一般的です。しかし弊社が作っている電子書籍は、書籍の価格帯や部数などの事情から編集にコストをかけられないのが現状です。そのため、自動化できるところは対応していこうと。

弊社の電子書籍はITエンジニア向けということで、著者はエンジニアです。そこで、開発の現場でいつも使っている自動化の仕組みを、本を書くときにも生かそうとしています。ちょうど今、「Atom」というGitHubが提供するエディタを使って、「textlint」という校正ツールを試用しています。今試しているのは、ある特定の漢字に対して開く(ひらがな表記)/閉じる(漢字表記)というルールをあらかじめ決めておき、そのルールに反すると警告を出すといった機能です。

毛利 その校正ツールは、例えばサーバーに原稿を送った段階でチェックが走るという使い方もできるのでしょうか。

高橋 はい。そういう展開も可能だと思います。ただし、こういった校正ツールを整備しても、編集者がいなくなるというわけではありません。著者によって文章のクセはありますし、このパターンのときは許したい/許したくない表現とか、同じ本でも一つのルールに統一できないことってありますよね。やはり、こういった校正ツールでは、単純な用字用例ですら編集者のチェック能力にはかなわないのが実状です。ましてや意味レベルでのチェックはまだまだです。

ちょうど先日「たのしいRuby 第5版」という新刊を出したのですが、校正をSBクリエイティブの編集部の方にしてもらいました。その時の指摘がどれも的確で鋭かったです。そういった「編集者目線のチェック」を自動化するのは難しく、校正ツールはあくまでもサポートだなと思います。

なので、この校正ツールはどちらかというと著者が入稿するときの利用を考えています。誤りがあれば警告を出して、人を介さずに事前に見直してもらう感じです。そしてチェックが通った原稿だけがサーバーに残ると。

毛利 著者がセルフチェックで使うというわけですね。

高橋 そうですね。うまくいけば文字の校正にかけていた編集者のコストを、別のところに生かせるのではないかとも考えています。

毛利 (コンテンツを更新できる電子書籍においては)表記の統一がだいたいできていれば、読者はそこまでクオリティを求めていない気もします。

高橋 「求めていない」というよりも「許してくれるかな」という感じですね。理想的なのは、ある程度のクオリティに仕上がったところで読者に配布し、おかしいところがあれば出版社へ連絡をもらう。そして、訂正したものを読者にダウンロードしてもらうという形かもしれません。

毛利 それは出版社や紙の編集者ではなかなか出ない開発者的なアイデアですね。電子書籍ではそのようにβ版の段階でリリースして随時更新していくほうが、トータルコストがかからないということでしょうか。

高橋 はい。あとIT本というジャンルは、情報を必要とするタイミングという点で、速く出してほしいというニーズもあります。速さに重きを置くか、正確さに重きを置くか。もちろん最終的には正確な内容にならないとダメですが、読者からのフィードバック体制も整え、そこも含めてパブリッシングの仕組みがうまく作れるといいなと思っています。

毛利 編集リソースを読者にも割り振り、皆で本を作る―― これって先進的な感じがしますね。

高橋 将来的にはそうしたいですし、そのくらいにならないと電子書籍も発展しないのではないかと考えています。

編集者に求められることとは

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毛利 今回、イベント応募者からさまざまな質問が寄せられているので、最後に答えようと思います。えーっと「編集者になるにはどうすればいいのか?」……これは難しい問いですね。

高橋 そもそも、Webでコンテンツを作る人の間では「編集者」という呼ばれ方はあまりしない気がしますね。

毛利 たしかに、はてなに編集部があると言うと驚かれることがあります。

例えば、バイラルメディアが注目を浴びだしたころ、議論はマネタイズに関するものばかりで、「編集者」という言葉は浸透していませんでした。そのため「マネタイズ面を見るディレクターはいるけど、コンテンツを編集する人はいない」と、当時思ったことを覚えています。

やがて、何らかの“チェック”がきちんとなされていないと思われる記事も出回るようになり、そのあたりの弊害が出てきてしまったように思います。と、同時に、そのころから「コンテンツを見る人も必要である」という議論がなされるようになりました。

弊社もオウンドメディアの運営に携わっていますが、企業がメディアを立ち上げるときの目的は「ブランディング」です。そのためには、もちろんマネタイズは重要ですが、読み手を考えたコンテンツ作りも大切だと思います。そして、そこをきちんと見れる人こそが編集者であり、それが編集者に求められる役割なんじゃないかと考えています。

* *

いかがでしたが? 編集とはどういう仕事なのか、編集者の必要性はどこにあるのか……。現役の編集者による生の声が伝わる対談となりました。「対談 その2」の様子は、後編をご覧ください。

DevRel Meetup in Tokyo #5で「ブログとメディアとコンテンツの話」をしてきました

レポート

こんにちは。はてな編集部の id:mohritaroh です。普段は、はてなブログの編集をしています。

2月3日(水)に渋谷で開催された開発者コミュニティのマーケティング勉強会「DevRel Meetup in Tokyo #5」にて、はてなブログにおける編集者とコンテンツの関係について発表しました。

DevRel Meetup in Tokyo #5 - dots.

今回はこの発表から、企業向けサービスはてなブログMediaの事例を除き*1、個人のブログにおけるコンテンツの重要性について、発表資料の抜粋とともにお伝えしたいとおもいます。

はてなとブログの関係

はてなでは、2003年からブログサービス(当初は日記サービス)の「はてなダイアリー」を提供しています。今でも多くのユーザーに利用いただき、先月でリリースから14年目になりました。このように歴史と実績のあるサービスを提供していることもあり、昨年はブログのコミュニティ形成についての書籍にはてな会長の近藤が協力させていただきました。

角川インターネット講座 (5) ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代

角川インターネット講座 (5) ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代

この後継サービスである「はてなブログ」は、5年前の2011年11月にリリースされました。

2011年は東日本大震災の年であり、Webでは「ブログ」よりも短い「つぶやき」が注目されていました。震災後、さまざまな情報や言説がTwitterに流され、Webコミュニケーションのプラットフォームとして、多くの人がソーシャルメディアを利用するようになりました。

そんな中で、さほど注目される存在ではなくなっていた「ブログ」を、はてなはあえて新しく作り直したわけですが、その経緯などについて、当時のサービスディレクターである id:onishi が、リリース直前のYAPC::Asiaで発表しています。

新はてなダイアリーの裏側(発表資料)

この発表で注目したいのは「ちゃんとした文章を書き残したい」という言葉です。短文中心のソーシャルメディア全盛期だからこそ、140文字で言い足らないことがたくさんあり、長文が再評価されるべきであり、「今だからこそ、ブログを作る意味がある」。ブログが再評価された現在では慧眼といえますが、当時は冒険だったのではないでしょうか(このころ私はまだ入社前で、いちユーザーとして「今さらブログを作り直すのか」という感想を抱いていたのは事実です)

モバイルとソーシャルの時代におけるブログサービス

はてなブログは、はてなダイアリーで作り切れなかったところを念頭に開発されたサービスなので、機能面でもいろいろと違いがあります。

はてなブログとはてなダイアリーの機能比較 - はてなブログ

しかし、むしろ注目したいのは、置かれた時代あるいは環境の違いから来る、サービスの世界観の違いです。はてなダイアリーは2010年5月に大規模な機能追加を行っており、はてなブログはその後に開発されました。

このころ、Webの世界に2つの波が押し寄せました。1つは前述した「ソーシャルメディア」であり、もう1つは「モバイル」です。

2010年ごろ、Twitterは日本でも利用されていましたが、Facebookはまだこれから、ソーシャルシェアを最適化する技術(OGPなど)もあまり認識されていませんでした。モバイルについては、フィーチャーフォン(ガラケー)とスマートフォンの利用者が逆転したのはようやく2014年に入ってからだそうです。

そういった時代背景にあわせて開発を進めた結果、はてなブログは、よりモバイルやソーシャルに寄ったサービスとなり、次のような機能上の利点があります。

  • スマートフォン用のページとPC用のページで同じURLでアクセスできる
  • og:imageを自由に設定できるなど、ソーシャルシェアを最適化できる
  • スマートフォン用のページに、自身のアフィリエイト広告を含むブログパーツを自由に掲載できる(Proのみ)
  • レスポンシブデザインへの対応
  • 公式スマートフォンアプリ

つまり、多くの閲覧者がソーシャルメディアで拡散された記事をスマートフォンからアクセスしているとき、そこに適切な表示なり、シェアなりをしたいと考えるなら、はてなブログはより適したサービスだと言えるでしょう。

ストーリーとコンテンツの大切さ

はてなブログの時代的な特徴として「ソーシャル」と「モバイル」の2つを挙げましたが、この2つを媒介に誕生した、もう1つの時代的な特徴があります。それは「ストーリー」です。

モバイルとソーシャルの組み合わせが便利すぎて、多くの人が日常的に利用する情報プラットフォームと化したことにより、単にコミュニケーションの場所ではなく、コンテンツを消費する場所になっています。このため現在では、優れたコンテンツ、面白いストーリーが必要とされ、見直されるようになっています。

Twitterの元CEO、エヴァン・ウィリアムズ(@ev)がMediumというパブリッシングプラットフォームを立ち上げたり(2012年8月)、「人生のストーリー」を投稿するサイトSTORYS.JP(2013年2月)が話題になったりといったことも、そういった背景によるものでしょう。

はてなブログでは、リリース当初から「物語(ストーリー)」を書き残すことをキャッチフレーズとしてきました。

「書き残そう、あなたの人生の物語」

現在でも、サービスのフッターにこのキャッチフレーズを表記しています。現代のブログは、「ソーシャル」「モバイル」「ストーリー」この3つによって支えられています。

メディアは誰でも作ることができる。大切なのはコンテンツ

はてなブログでは、企業向けの「はてなブログMedia」だけでなく、個人で利用できる有料オプションでも広告の非表示や独自ドメインをサポートしており、メディアとして運用が容易にできる仕組みを整えています。他にも、さまざまなブログシステムやサービスで同様の機能が利用できます。

つまり、個人・企業を問わず、メディアを立ち上げるハードルが低くなっています。その結果、そこに掲載するコンテンツこそが、より重要になっています。読者を引き付け、ソーシャルで拡散される面白いストーリーをどのように書くか? あるいは書いてもらうか? 書き手をどのように確保するか? が新しい課題になっています。

面白い書き手、広く読まれるようなブログを見つけるには、単にソーシャルシェアやPVの数だけに注目していては不十分です。ブログを成長させるために、例えば検索流入を目的にトレンドワードについて即席で調べたまとめ記事を量産するなど、目的と手段が主客転倒してしまうことがままあるからです。

では、ブログのどこに注目するのか? それは、そのブログが本当に好きで書いているのかどうか?

ひとことで言うなら、何かの「ファンである」人にこそ注目すべきだと考えています。

その人でなければ書けない何かを持っているということ。それは知識や経験もありますが、書いている対象や書くこと自体にどれだけの「愛」があるのか? 好きなことについて書いている方、好きで好きで好きすぎて好きがあふれだすような文章を見つけたい。

いまや商業Web媒体に記事を書くハードルも下がっており、ブログの文章をお金に買えるノウハウがさまざまなブログで共有されています。しかし、それは読み手もそのノウハウを共有しているということであり、対象への愛であったり、読み手を楽しませようという気持ちがなく、お金のためだけに書かれた記事は見透かされ、読者を引き付けることは難しくなっていくでしょう。

お酒についての記事はお酒が好きなひと、双眼鏡についてなら本当に双眼鏡を必要としているひと、楽しい記事なら「楽しませる」ことが大好きなひと、それぞれ対象への「愛」があふれる書き手こそが、最終的には多くの人に愛され、記憶に残るのだろうとおもいます。

シンガーソングライター(と紹介してよいのか悩ましい経歴の方ですが)かまやつひろしさんの代表曲に「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」があります。この2番にある「何かに凝らなくてはダメだ」という一連のリリック。これこそが、現在のブロガーのあり方として重要なのではないかと考えています。

ご清聴ありがとうございました。


2月18日、はてなオフィスでイベントを開催します

以上、駆け足になってしまい、いささか消化不良もあるのではないかと心配ではありますが「DevRel Meetup in Tokyo #5」で発表した概略を紹介しました。

来る2月18日(木)には、はてな東京オフィスで当ブログと同じ「編む庭」と題した編集者向けイベントを開催します。すでに申し込みは閉め切っておりますが、当ブログにレポートがまた掲載される予定ですので、更新時にはお読みいただければ幸いです。

editor.hatenastaff.com

まだまだ始まったばかりの当ブログ。はてなという個人および企業向けWebサービスを提供する会社に、なぜ編集者がいて、どのようなことを考えているのか、私を含めて編集部一同このブログで公開していければと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

*1:はてなブログMediaについては、はてなビジネスブログ http://business.hatenastaff.com/ をご参照ください。

はてなで編集者のためのイベントを開催します

お知らせ イベント

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はてなの編集って、何してるんですか?

「はてなで編集をしています」と話すと、必ず返ってくる言葉です。外から見たはてなは、技術の会社のイメージがとても強く「編集者」がいるというと、驚かれることがしばしばあります。しかし実際は、さまざまな編集者が、さまざまなサービスの“技術以外の面”を支えています。

「編む庭」では、「はてなの編集スタッフが今一番話したい人」との対談を通し、はてなの編集者はどんな仕事をしているのか、「編集」とどう向き合っているのかなどを、いろんな角度から伝えます。

2016年2月8日追記:お申込み受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
2016年4月6日追記:イベントのレポートは下記で公開しています。


対談 その1 高橋征義(達人出版会) × 毛利勝久(はてな)


対談 その2 内沼晋太郎(numabooks) × 伊藤博典(はてな)

今回は、電子書籍を作っている高橋さんと、本棚の編集をしている内沼さんをゲストに迎え、お話したいと思います。

プロフィール

Q1:今している「編集」の仕事
Q2:対談相手の印象をひとことで
Q3:あなたにとって「編集」とは

■高橋征義(株式会社達人出版会代表取締役/日本Rubyの会代表)

  • A1:ITエンジニア向けの技術系電子書籍を出版していますが、自社では極力「編集」は行わないようにしています。
  • A2:最初期のWebの文化的側面に関する本を編集してた人で、その世代の生き残りの一人。それとid:yskszkさんの共通の友人。
  • A3:自動化したいけどできないもの(自動化できる部分は「編集」とは呼ばれなくなっていくと思っています)。

札幌出身。プログラマとしてWebアプリケーションの開発に従事する傍ら、日本Rubyの会を設立し、以降現在まで同会代表をつとめる。2010年からは株式会社達人出版会を創業、ITエンジニア向けの電子書籍の制作と販売を行う。著書に『たのしいRuby』、共著に『Rails3レシピブック190の技』(ともにSBクリエイティブ)など。好きな作家は新井素子。
思っているよりもずっとずっと人生は短い。

■毛利勝久(株式会社はてな シニアエディター/週刊はてなブログ編集長)

  • A1:はてなブログMediaで運用されている企業オウンドメディアに提供する記事の制作。はてなブログの公式メディア「週刊はてなブログ」を中心としたユーザーコンテンツのキュレーションなど。
  • A2:ITに関して技術と文化の両面に興味を持ち、知識があり、他に先駆ける行動力と表現力がある稀有な存在。
  • A3:本業。

IT系実用書の編集者を10余年間務める。主な担当書籍に、ホリコシヒデミほか『ウェブログ入門』、津田大介『だれが「音楽」を殺すのか』、ばるぼら『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』、近藤淳也『「へんな会社」の作り方』(いずれも翔泳社)など。フリーランスのITライターを経て現職。
in between days@mohri

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■内沼晋太郎(numabooks代表/本屋B&B共同経営者/DOTPLACE編集長)

  • A1:本を棚に並べる仕事が主ですが、紙の本やウェブの編集もしています。
  • A2:伊藤さんは、飄々としているようでブレない、おもしろい先輩です。
  • A3:見つけたおもしろさを目立たせる仕事です。

1980年生まれ。本の売り場やライブラリをつくりたい人のお手伝いをしています。2012年に下北沢にビールが飲めて毎日イベントを開催する「本屋B&B」を、博報堂ケトルと協業でオープン。ウェブメディア「DOTPLACE」の編集長もしています。
NUMABOOKS本屋 B&BDOTPLACE

■伊藤博典(株式会社はてな チーフエディター)

  • A1:はてなブックマークの編成をしています。
  • A2:内沼くんは青年実業家です。
  • A3:何かありそう、と思ってもらう仕事です。

1977年生まれ。紙の本の編集者から、mixiニュースを経て現職。今もたまにzineを作っています。
chill poyo

イベントについて


はてな 東京オフィス SHIBAFU

  • 日時:2月18日(木)15時〜17時20分(14時30分開場)
  • 場所:株式会社はてな 東京オフィス SHIBAFU
  • 地図:https://goo.gl/maps/s1j8HmuoXYE2
  • 料金:無料
  • 定員:50名(応募者多数の場合は抽選とさせていただきます)


時間 内容  登壇者
14:30 開場・受付開始  
15:00 ごあいさつ「はてなの編集について」  
15:10 対談 その1高橋征義×毛利勝久(はてな)
15:50 休憩  
16:00 対談 その2 内沼晋太郎×伊藤博典(はてな)
16:40 懇親会自由参加
17:20 閉場    


懇親会では、はてなの「スイーツタイム」を再現した、おいしいおやつをご提供します。

pr.hatenastaff.com

応募フォーム

参加を希望される方は、下記のフォームに必要事項を明記いただき、お申し込みをお願いします。
応募者多数の場合は抽選となります。あらかじめご了承くださいませ。

お申し込みの締め切りは、2016年2月8日(月)正午です。

お申込み受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。



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